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最近のコルグの勢いが強いわけを考察してみた。 [シンセ]

ここ数年国内の音楽機器メーカーで

特にシンセなどを販売しているメーカーは

勢いがなくなってきているように思います。


日本の主なメーカーでヤマハやローランドは

これまで日本全体をけん引してきた

イメージがありましたが


ここ数年は新製品は少なくなった

印象があります。


唯一勢いがあるのは

個人的にはコルグかと思いますが

皆さんはどう思われますか?



コルグは最近はアナログシンセを

売り出すことで

業界を独走しています。


アナログシンセは、扱いが難しいうえに

繊細で高価なため

デジタルシンセが主流でした。


しかし、手のひらサイズのシンセ

monotronを売り出すことで

本格アナログシンセMS-20miniを

売り出すための布石を打ちました。



そしてMS-20miniの大ヒットに到りました。

凄いですね。



簡単に言うと3000円くらいで

誰にでも手に入りやすい価格の

製品を買うと


次はグレードアップした製品が欲しくなります

そこで丁度いいころ合いで

高級機があるよーっと煽ることで

購買欲を刺激する、という図式ですね。



それを考えると

技術の進歩に合わせたり

ニーズに合わせたり

するだけではなく



ニーズを作り出すことを考え

それに成功することで

楽器業界をけん引し

流れをも作り出して

市場を操作することができたのです。



これまでは単に技術の進歩に合わせて

グレードアップしたり

景気によって製品のグレードが

左右されていたように見えます。


しかしそのように様々な外的要因に

左右されにくくなるようにする工夫が

可能なのだなと思います。



それだけではなく、

このように流れを自ら作り出すことで

景気に左右されやすい音楽業界では

とてつもなく大きい強みになっているのだろうと思います。




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